アサヒ・アートスクエア オープン・スクエア・プロジェクト2015
開催時間|
[第一期]
1 月 9 日[土]〜 22 日[金]18:00-21:00
*制作過程をご覧いただけます(基本的に作家は不在です)。
*休館日:1/13[水]〜 15[金]
[第二期]
1 月23 日[土]・ 24 日[日]11:00-21:00
1 月25 日[月]〜 28 日[木]11:00-19:00
1 月29 日[金]〜 30 日[土]11:00-21:00
料金|500 円(パスポートチケット)
*会期中再入場可
*詳細は佐藤万絵子webサイト http://maekosato.com/ をご覧下さい。
リリース:「佐藤万絵子展 "机の下でラブレター(ポストを焦がれて)"」
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[関連企画] ※終了しました
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[関連企画] ※終了しました
◎「そのメロディに会いに行く、リズムにぶつかる、ハーモニーを触る vol.2」
出演|佐藤万絵子(美術家)× 齋藤徹(コントラバス)
日時|1 月8 日[金] 18:30 開場/19:00 開演(20:00 終了予定)
料金|3,500円(要事前予約・定員有) *展覧会パスポートチケットを当日お渡しいたします。
[関連企画]※終了しました
「そのメロディに会いに行く、リズムにぶつかる、ハーモニーを触る」
ーコントラバス3層の響きを、触れる地上へ、絵の具で ほどく。ー
日時:2015年7月20日[月・祝]16:00開演 会場:アサヒ・アートスクエア
ライブドローイング:佐藤万絵子 コントラバス:齋藤徹、田辺和弘、田嶋真佐雄
*すみだ川アートプロジェクト 2015 <連>参加
プロジェクト紹介
絵を描く。私たちは物心つく前から、この行為・遊び・営みに当たり前に慣れ親しんで育った。だから「描くってなんだろう?」と疑問を持つことはほとんどない。だが、あらためて考えてみる。絵を描くことの実感を私たちはどのように得ているのだろうか? およそ18年に及ぶ佐藤万絵子の美術家としての歩みは「描くこと」への思索と実践であった。
本展は、これまでの佐藤の画業を総覧し、新たなスタートを提示する個展である。紙袋の内側に手の感触を頼りに絵を描いていく初期作。大きな紙に身を沈めるようにして制作されるパフォーマンス的作品。18年の間に展開してきた諸作品の要素を編み合わせた絵画空間が、天井高6メートル、総面積約260㎡のアサヒ・アートスクエアのメインフロアを中心に現れ、さらに数週間をかけて佐藤は新たな絵を描き続けていくという。この試みは、ひとりの美術家の「これまで」と「これから」のドローイング/ペインティングを出会わせるための構築方法の模索であり、その先にはやがて新たな風景が現れるはずだ。そして、文字や植物のように繁茂する絵の世界はすべてを呑み込んでいくだろう。
オープン・スクエア・プロジェクトとは
アサヒ・アートスクエアは、当館のユニークな空間の発信を目指す「オープン・スクエア・プロジェクト」を開催しています。本プロジェクトのテーマは<空間の実験>。公募で選ばれたアーティストが、高さ6m、総面積約260m²のメインフロアを中心にアサヒ・アートスクエアの空間の魅力を生かすことで、今までにない経験を創出する作品や企画を展開しています。
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作品タイトル:「机の下で ラブレター」
制作年:2014年
展示場所:HIGURE17-15cas (東京)
作品サイズ:430cm×766cm×272cm(会場サイズ)
素材:コンテ、水彩絵の具、アクリル絵の具、紙、段ボール、木材
撮影:柳場大
時間
開催時間|
[第一期]
1 月 9 日[土]〜 22 日[金]18:00-21:00
*制作過程をご覧いただけます(基本的に作家は不在です)。
*休館日:1/13[水]〜 15[金]
[第二期]
1 月23 日[土]・ 24 日[日]11:00-21:00
1 月25 日[月]〜 28 日[木]11:00-19:00
1 月29 日[金]〜 30 日[土]11:00-21:00
佐藤万絵子(美術家)
1975年秋田県生まれ。2000年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。絵画制作によって生じる「絵のなか」と「絵のそと」の境界を行き来した痕跡を風景として残す試みとして、主に紙を支持体にオイルスティックなどを使用した会場制作・インスタレーション作品を展開。同時に、1996年から始めた紙袋を支持体とした制作を、その「測り」として継続し、随時発表する。 主なグループ展に2013年「ダイチュウショー 最近の抽象」府中市美術館市民ギャラリー(東京)、2012年「館林ジャンクション」群馬県立館林美術館(群馬)、2009年・2011年「所沢ビエンナーレ美術展−引込線−」西武鉄道旧所沢車両工場等(埼玉)、2004年「VOCA展2004現代美術の展望−新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)、個展に2010年「防具をはずす(虹を受けとめるために)」(「四式」企画:OJUN)遊工房アートスペース(東京)、2008年「受けとめるもの-Catchers」(企画:吉崎和彦)LOOP HOLE (東京) 、2004年「in the picture / out of the picture 絵のなか / 絵のそと」武蔵野美術大学αMプロジェクトvol.6(企画:児島やよい)、art space kimura ASK?(東京)など多数。
個人HP http://maekosato.com/info
インタビューページhttp://www.musabi.ac.jp/gallery/history/128talk.html
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1. 「in the picture / out of the picture 絵のなか / 絵のそと」
制作年:2002年 展示場所:Space Kobo&Tomo (東京) 作品サイズ:435×287×270cm(会場サイズ) 素材:和紙、オイルスティック、木枠、紙袋、布靴 撮影:小川原朝美
2.「in the picture / out of the picture 絵のなか / 絵のそと」
制作年:2003年 展示場所: Space Kobo&Tomo (東京) 作品サイズ:435×287×270cm(会場サイズ) 素材:紙、オイルスティック、木、布靴 撮影:柳場大
3. 「in the picture / out of the picture 絵のなか / 絵のそと」
制作年:2003年 展示場所:GFAL(東京) 作品サイズ:675×675×240㎝(会場サイズ) 素材:紙、オイルスティック、木、布靴 撮影:柳場大
4. 「in the picture / out of the picture 絵のなか / 絵のそと」
制作年:2004年 展示場所:art space kimura ASK? (東京) 作品サイズ:562×800×275cm(会場サイズ) 素材:和紙、オイルスティック、オイルパステル、スライドプロジェクター 撮影:柳場大
5. 「in the picture / out of the picture,boat 1」
制作年:2005年 作品サイズ:122×23×13cm 素材:和紙、オイルパステル 撮影:柳場大
6. 「Where The Catchers Are」
制作年:2008年 展示場所:ARATANIURANO(東京) 作品サイズ:480×775×273㎝(会場サイズ) 素材:紙、オイルスティック、オイルパステル、綿、ビーズ、ライト 撮影:柳場大
7. 「今、わたしの絵の粒子に会いにいくところ」
制作年:2009年 展示場所:西武鉄道旧所沢車両工場(埼玉) 作品サイズ:500×1000×400cm 素材:紙、銀紙、段ボール、作業シート、ペンキ、オイルスティック、オイルパステル 撮影:山本糾
8.「モンシェール 銀座・祇園(あの夜の月)」
制作年:2013年 作品サイズ:64×42×16cm 素材:水彩絵の具、オイルパステル、紙袋
9. 「机の下で ラブレター」
制作年:2014年 展示場所:HIGURE17-15cas (東京) 作品サイズ:430cm×766cm×272cm(会場サイズ) 素材:コンテ、水彩絵の具、アクリル絵の具、紙、段ボール、木材 撮影:柳場大
・これまで12年間にわたって制作された膨大なドローイングと新作をアサヒ・アートスクエアの空間スケールに設置するプランは、アーティストならではのもので、ダイナミックに空間が変容する可能性を感じさせる。「空間の実験」をテーマとするオープン・スクエア・プロジェクトの主旨と非常に合致している。
・5Fからの眺めも意識した作品プランは、アサヒ・アートスクエアの空間の特徴を捉えており興味深い。
・これまでの蓄積を生かしながらも、再展示、再制作に終わる事なく、アサヒ・アートスクエアの空間スケールを生かす事で、アーティストにとっても転換期となるような新たなチャレンジが織り込まれており、この企画に取り組む必然性を感じさせる。