東京映像芸術実験室
The Projected Image Laboratory
山城大督 | [美術家・映像ディレクター] |
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山城大督 | [美術家・映像ディレクター] |
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*右欄の「関連イベント」一覧より、各回の詳細をご覧いただけます。
Photo: Arisa Yuki
1983年大阪生まれ。美術家。映像ディレクター。http://www.yamashirodaisuke.com/
映像の時間概念を空間やプロジェクトへ展開し、その場でしか体験できない《時間》を作品として展開。主な作品に、広島の住宅街を舞台に50人の少年少女が同時間帯に自宅のピアノを演奏するコンサート《Time flows to everyone at the same time.》(2010)がある。主な個展に 『TOKYO TELEPATHY』(2011)。2007年よりアーティスト・コレクティブ「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」を結成し、他者を介入させ出来事そのものを作品とするプロジェクトを全国各地で発表する。蓮沼執太MV「Hello Everything」のディレクションやデザイナー中西要介とのコラボレーションなど活動は美術の分野にとどまらず多岐にわたる。また2009年よりキュレーター服部浩之・会田大也らと共に全国のオルタナティブ・アートセンター・ネットワーク・プロジェクト「M.A.C」を開始し「表現者の全国ネットワーク」をゆるやかに実現している、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)修了、京都造形芸術大学芸術学部卒業、山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーターを経て、東京藝術大学映像研究科博士後期課程在籍。2011年より京都造形芸術大学、2013年より明治学院大学 非常勤講師。
◎ 経歴
1983 大阪生まれ
2001 大阪市立工芸高校 映像デザイン学科 卒業
2002 インターメディウム研究所・IMI「大学院」講座 M0コース 修了
2004 岐阜県立情報科学芸術アカデミー(IAMAS) DSPコース 卒業
2006 京都造形芸術大学芸術学部 芸術表現・アートプロデュース学科(ASP) 卒業
2009 山口情報芸術センター[YCAM] エデュケーターとして勤務(2006-2009)
2009 情報科学芸術大学院大学(IAMAS) スタジオ2 入学
2010 東京藝術大学大学院映像研究科映像メディア学博士後期課程 入学
2011 京都造形芸術大学 非常勤講師
2013 明治学院大学 非常勤講師
◎ 展覧会
-山城大督としての活動
2005「almost something」展 / FLUX FACTORY(ニューヨーク)
2007「FUTURE ACADEMY」展/ 秋吉台国際芸術村(AIAV)(山口)
2009 「HIROSHIMA ART PROJECT 2009」/(広島)
2009「山口盆地午前五時」/山口市菜香亭(山口)
2010「blanClass+night 《Singing in the Rainbow. ―カメラのために、時間を―》」(1day EVENT)/blanClass
2010「東京生活転回法」/アサヒ・アートスクエア(東京)2010
2011「TOKYO TELEPATHY」山城大督展(墨東まち見世2010)/SOUCE.sight(東京)
2011「blanClass 《Singing in the Rainbow.》」(1day EVENT)/blanClass(神奈川)
2011 塩見美枝子とのコラボレーション作品 《Endless Box》 / 「MOTコレクション」東京都現代美術館(東京)
2012「blanClass 《Picture in Picture in The Party in Picture.》」(1day EVENT)/blanClass
-Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)としての活動
2007 《インストールパーティ》とたんギャラリー(東京)
2007 《ブギウギ インストール デート》旧中工場アートプロジェクト、広島市吉島公民館(広島)
2008 《Parallel School/パラレルスクール》アーカススタジオ(茨城)
2008 《Parallel School/パラレルスクール》ドキュメント展、日本ホームズ住宅展示場(東京)
2008 《Offline Instant Dance》Akasaka Art Flowe08、旧赤坂小学校(東京)
2009 《Riversible Colection》「現代美術も楽勝よ。」水戸芸術館現代美術センター(茨城)
2010 《Closing Museum, Opening Party》練馬区立美術館(東京)
2010 《Closing Museum, Opening Party》ドキュメント展、荻窪ベルベットサン(東京)
2010 《24 OUR TELEVISION》アーティスト・イン・レジデンス2010、青森公立大学国際芸術センター青森(青森)
2010 《Let's reserch for tomorrow》(通年プロジェクト)アーティスト・イン・児童館(東京)
2010 《OFF COURSE HILLS》六甲ミーツアート 芸術散歩2010(兵庫)
2010 《Instant Scramble Gypsy》月見の里学遊館(静岡)
2011 《Yellow Cake Street》「Alternating Currents -Japanese Art After March 2011」PICA (Australia)
2012 《全児童自動館》アーティスト・イン・児童館、中村児童館(東京)
2012 《ONE CUP STORY》「開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012」 旧礎保育園(新潟)
2012 《PUBLIC SPACE》「街じゅうアートin北九州2012 ART FOR SHARE」(福岡)
2012 《COUNTRY ROAD SHOW》「MOTアニュアル2012 風が吹けば桶屋が儲かる」東京都現代美術館(東京)
2012 《The Wall Street Diary》札幌大通地下ギャラリー500m美術館(北海道)
山城大督インタビュー[2013.03.20]
東京映像芸術実験室に向けて
[PDFダウンロード]
アサヒ・アートスクエアは、作品発表だけでなく、創作プロセスを重視した活動をおこなうことで創造の場となることを目指しています。「グローアップ・アーティスト・プロジェクト」では、すでに発表実績のあるアーティストが、自らの表現ともう一度向き合い、多角的な視点から「じっくりと考える」プロセス[*]をサポートします。
今回よりサポート・アーティストの採択枠が2名/団体等となりました。互いに刺激し合い、影響を与え合う環境で、「考察を深めたい」、「新しいことにチャレンジしたい」、「専門家の意見を聞いてみたい」......、自身の表現の探求、新たな発想の手がかりをつかもうとする意欲的なアーティストからの応募をお待ちしております。本プロジェクトは、展覧会や舞台公演といった具体的な成果発表を求めません。プロジェクト終了時に、この機会にどのようなことを「考え」、次なる表現へとつなげていこうとしているのかを報告いただきます。
[*例えば以下の例が挙げられます]
作品創作のための研究調査/共同勉強会や研究会の開催/鑑賞者から作品に対する感想や意見を聞くためのクリティカル・レスポンス・プロセスの実施/ワークショップ開発とその検証/セミナーやシンポジウムの開催/作品の試作・実験など
■応募締切
2014年2月18日[火]必着 *持ち込み不可
■応募書類
以下の点を特に評価しました。
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・表現としての映像に限界を感じているが故にそれに向き合いたいという動機にはアーティストとしての真摯な問いがああり、映像の実験と対話を徹底的に試みるプログラム構成は、本プロジェクト、またアサヒ・アートスクエアのリソースを有効に活用するものとなっている。
・これまでのアーティストとしての実績から判断し、このタイミングでの徹底的な試行錯誤に取り組む事に必然性を感じさせ、成果も期待できる。
・アサヒ・アートスクエアを拠点に、試行錯誤のプロセスと成果を同時代の作家と共有し、そのネットワークづくりを試みることは、アサヒ・アートスクエアの事業方針とも合致し、興味深い。
*運営委員の玉虫美香子は、選考会への参加を辞退しました。