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公開インタビュー 竹久侑×甲斐賢治    展覧会「3.11とアーティスト」ができるまで―<もうひとつの>進行形の記録

2012.11.07掲載

 
 

 
 
〈アートNPOエイド・伝えるプログラム〉
公開インタビュー 竹久侑×甲斐賢治
展覧会「3.11とアーティスト」ができるまで―<もうひとつの>進行形の記録
 
東日本大震災の発生直後から、物資の供給や人的サポートなど様々な支援活動が続けられて来ましたが、その中でアーティストが中心となった様々なアクションも立ち上がりました。現在、水戸芸術館 現代美術ギャラリーでは、そうした震災を受けて現れた約30に及ぶアーティストのアクションと表現を紹介する展覧会「3・11とアーティスト: 進行形の記録」が開催されています — source
 
NPO法人アートNPOリンクもまた、「表現の回復にむけて」をキーワードに、被災したアート団体、アーティストに向けた活動支援や映像等を通して被災地での活動を伝えるプログラムを展開する「アートNPOエイド」を始動。このプラットフォームを通して、震災直後からアーティストの動きをサポートしてきました。
 
本プログラムでは、展覧会「3・11とアーティスト: 進行形の記録」をキュレーションされた水戸芸術館学芸員の竹久侑さんをお招きし、公開インタビューを行います。聞き手は、アートNPOリンク副理事長・甲斐賢治が努めます。
展覧会開催中のいま、開催までの経緯や考察を振り返りながら、竹久さんにじっくりとお話をお聞きします。この「進行形の記録」は、アートNPOエイド・伝えるプログラムに掲載します。
 
 
開催概要
 
アートNPOエイド・伝えるプログラム
公開インタビュー 竹久侑×甲斐賢治
展覧会「3.11とアーティスト」ができるまで―<もうひとつの>進行形の記録
 
日時:2012年11月22日[木]19:00-21:00[途中休憩/質疑応答含む]
会場:アサヒ・アートスクエア
料金:無料
ゲスト:竹久侑[水戸芸術館現代美術センター学芸員]
聞き手:甲斐賢治[NPO法人アートNPOリンク副理事長/せんだいメディアテーク企画・活動支援室室長/NPO法人remo代表]
企画:NPO法人アートNPOリンク[アートNPOエイド]
主催:アサヒ・アートスクエア
協賛:アサヒビール株式会社
*本企画はアサヒ・アートスクエアの主催事業「a-cita café special program2012」の1プログラムとして開催します。
 
 
関連企画  ルートなどの詳細は一番下に掲載。
 
タノタイガと行く
水戸芸「3・11とアーティスト」展 バスツアー

 

 
震災直後から、津波の被災地を中心にボランティア活動「タノンティア」を続けるタノさんのトークを聞きながらのバスツアー。担当学芸員の竹久侑さんより展覧会の解説もしていただきます。
- 
日時:2012年11月23日[金・祝]  
出発:10:30新宿/11:00上野 集合は15分前
解散:20:00上野/20:30新宿[予定] 
ルート:新宿-上野-水戸-お昼<自由時間>-展覧会鑑賞-<自由時間>-上野-新宿
参加費:4,500円[往復交通費、展覧会入場料、旅行保険代含む]*昼食代は含まず。
定員:20名 *先着順
主催:アートNPOリンク
予約・問合せ:アートNPOリンク[アサヒ・アートスクエア内]

 
  
参考情報
 
-展覧会「3・11とアーティスト: 進行形の記録」
http://arttowermito.or.jp/
日時:2012年10月13日[土]〜 2012年12月9日[日]
会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
企画:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
- 
本展は、東日本大震災をうけ、アーティストからどのような活動がうまれたかを、2011年3月からの時間軸に沿ってたどる企画展です。3.11をうけたアーティストの反応が多岐にわたるなか、とりわけ本展では、現地での工夫に富んだ支援活動や地域の人々と協働のイベント運営、独自の視点からの映像・写真記録、3.11を直接取り扱った作品など、アーティストの約30の活動と表現を紹介します。[*水戸芸術館ホームページより抜粋]
  
-3がつ11にちをわすれないためにセンター
http://recorder311.smt.jp/
-
せんだいメディアテークでは、東日本大震災による影響に、ともに向き合い考えるための「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開設しました。市民や専門家が協働し、復興の過程を発信、記録保存。震災体験を語り直し、支援を考えるUstream「わすれンTV311」も放送中。[*オフィシャルホームページより抜粋]
  
-対談:甲斐賢治、竹久侑
http://artscape.jp/focus/10024379_1635.html
「震災、文化装置、当事者性をめぐって──「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の設立過程と未来像を聞く」[アートスケープ 2012年03月15日号]
 
 
プロフィール [敬称略]
 
-竹久侑
大阪生まれ。水戸芸術館現代美術センター学芸員。慶応義塾大学総合政策学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス修士課程クリエイティブキュレーティング修了。写真家のプロジェクト・マネジメントを務めた後ロンドンへ留学。インディペンデント・キュレーターとして「Slow Life」展や「Listening to this space」などを企画する傍ら、複数の画廊に勤務、アートスポンサーシップの仕事にも片足をつっこむ。おもな展覧会=「REFLECTION──映像が見せる“もうひとつの世界”」「大友良英『アンサンブルズ2010──共振』」「3・11とアーティスト: 進行形の記録」ほか。

 
-甲斐賢治
1963年大阪生まれ。せんだいメディアテーク企画・活動支援室室長。NPO法人・記録と表現とメディアのための組織「remo」、NPO法人・地域文化に関する情報とプロジェクト「recip」、NPO法人・アートNPOリンク、NPO法人芸術生活研究所hanareなどに参加、社会活動としてのアートに取り組む。2010年春より、現職。平成23年度芸術選奨文部科学大臣新人賞 受賞
 
 
-アートNPOエイド
2011年3月11日東日本大震災をうけて発足したNPO法人アートNPOリンクによる活動支援事業。アーティストならびにアートNPOの表現の回復を推進するプラットフォームとして位置づけ、アーティストやアートNPOによる復興に向けた取り組みや、被災した地域に住まい活動してきたアートNPOの活動再開を応援するため、活動支援を目的とした寄附募集やメディアプログラムなどを展開している。
 
 
関連企画の詳細
 
タノタイガと行く水戸芸「3・11とアーティスト」展 バスツアー
  
震災直後から、津波の被災地を中心にボランティア活動「タノンティア」を続けるタノタイガさん。展覧会に参加しているタノさんのトークを聞きながら、バスで水戸芸術館に向かいます。担当学芸員の竹久侑さんより展覧会の解説もしていただきます。
タノさんには、これまでの活動、被災地の現状についてお話いただきます。ルートは時間的に余裕をもって組んでいます。じっくりと展覧会を鑑賞したい方にお勧めです。
 
日時:2012年11月23日[金・祝]  
出発:10:30新宿/11:00上野 集合は15分前
解散:20:00上野/20:30新宿[予定] 
参加費:4,500円[展覧会入場料、旅行保険代含む]*食事代は含まず。
定員:20名 *先着順
主催:アートNPOリンク
予約・問合せ:アートNPOリンク[アサヒ・アートスクエア内]
Tel.090-9118-5171 E-mail:aas@arts-npo.org
*集合場所などの詳細はご予約後にお伝え致します。
*バス内の飲物などはご持参ください。「自分のことは自分で」というタノンティア精神でお願いします。
*タノさんの楽しいトークと下品な話に耐えられる人大歓迎です。

 
・ルート 適宜自由時間あり
10:30 新宿出発
11:00 上野出発 スペシャルトーク[震災とタノンティアのこれまで]
13:00 水戸着/お昼 *マップを手に水戸散策。 気になるお店でお昼を食べよう!!
14:30 展覧会鑑賞 *竹久侑さんの解説有。
18:00 水戸出発 スペシャルトーク
   [展覧会について/現在の被災地/タノンティアの今とこれから]
20:00 上野到着
20:30 新宿到着
*申込状況によっては片道のみの参加[割引料金]も可能です。ご希望の方はご相談ください。
*11/23の水戸では「大友良英の今を知る深淵なる2日間!」が開催中
詳細:http://www.artmetoo.jp/metoo_project.html

 
・タノタイガ
東京生まれ、仙台育ち。東京造形大学造形学部卒業。東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻彫刻コース修士課程終了。立体造形、映像、パフォーマンス等、多様な表現手法によって、記号性と媒体性を誇張した風刺的表現を行う。主な展覧会に、2006年「コネクティング・ワールド」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])、2008年「wanakio2008「まち中のアート」」(前島アートセンター、那覇市栄町市場/沖縄)、2009年個展「T+ANONYMOUS(タノニマス)」(現代美術製作所)、「現代美術も楽勝よ。」(水戸芸術館現代美術センター)など。
http://www.taigart.com/

 
・タノンティアとは
タノタイガが中心となって行う被災地でのボランティア活動「タノンティア」。
ブログでボランティア活動への参加をよびかけ、多くの人々が一緒に活動を行っている。毎回の活動は ブログでも報告されており、タノタイガ独自の視点でボランティアや被災地の状況を伝えている。[*せんだいメディアテークホームページより引用]
http://tanonteer.taigart.com/