多彩なゲストをお招きして、さまざまな交流、交歓の場を作り出す「a-cita café special program」。3月はGrow up!! Artist Project 2012のサポート・アーティスト蓮沼執太さん主宰の「蓮沼執太フィル」の公開リハーサルを開催しました。「MUSIC TODAY LAFORET|ミュージック トゥデイ ラフォーレ」(3/20)に向けて、ほぼフルメンバーが揃いました。
終了後にはトークイベントを開催。今年一年間、蓮沼さんは、アサヒ・アートスクエアを拠点に新プロジェクト「蓮沼執太のスタディーズ」に取り組みます。そんな蓮沼さんの「現在地」を、早い段階で確認しておきたかったのが開催の理由です。
考えながら進めて行くというプロジェクトの性格上、「蓮沼執太のスタディーズ」の形が見えてくるのは、まだまだ先になると思います。でも、この時点で、蓮沼さんが何を考えているのか。後から振り返るためにも、プロジェクトが始動したこの時期に語ってもらう必要があるなと感じていました。
トークの聞き役には、幸運にも蓮沼さんを良く知るお二人にご参加いただきました。フィルのメンバーでもあり、昨年のGrow up!! Artist Project 2011でもお世話になった大谷能生さん。そしてアサヒ・アートスクエアの運営委員で、TPAM2012で蓮沼さんと共に作品「タイム」に取り組んだ野村政之。
音楽と舞台、ジャンルは違えど、蓮沼さんの可能性に期待を寄せるお二人に、蓮沼さんの音楽家としての来歴、作品制作に対するスタンス、近作「タイム」についてなど、様々に質問を投げかけてもらいました。CDリリース、ライブパフォーマンス、個展、映画への楽曲提供など、多角的な実践を展開し、何とも捕らえ所の無い蓮沼さんですが、お二人の鋭い突っ込みによって、活動の輪郭や一貫性が浮き彫りになり、最後はプロジェクトについても切り込んでいただきました。 大谷さん、野村さん、ご協力ありがとうございました。
「蓮沼執太のスタディーズ」の次回は、3月31日に開催します。詳細は決まり次第ホームページに掲載します。
[坂田]
*今回のトークは、テキストバージョンをWEBで公開する予定です。
左:大谷さん 中:蓮沼さん 右:野村さん