美術家、映像ディレクター、またアーティストユニットのナデガタ・インスタント・パーティーとして、全国各地のアートプロジェクトや美術館にて作品を発表してきた山城大督が、アサヒ・アートスクエアを拠点にスタートする新プロジェクト「東京映像芸術実験室」。様々なゲストとの対話や実験を通して、1年間にわたり映像表現における「記録性」や「記録方法」、「展覧会への展示方法」について再考します。
5月22日、映像をテーマに山城とゲストが対話を行う「映像への対話」を公開します。ベルギーと東京をスカイプでつなぎ、現地滞在中の美術家・奥村雄樹さんをゲストに迎えます。
*5月22日[水]、23日[木]の2日間、実験と試作を行う「映像実験室 mini」を非公開で開催しています。22日の「映像への対話」、23日の「公開インタビュー」のみ、会場を公開致します。ご了承下さい。
■開催概要
山城大督 東京映像芸術実験室
映像への対話 第2回
「構造体としての映像。そしてその先へ」
日時:2013年5月22日[水]20:00-21:30[19:30開場]*時間延長の可能性もあります
会場:アサヒ・アートスクエア[
アクセス]
出演:山城大督[美術家・映像ディレクター]、奥村雄樹[美術家]
料金:500円
主催:アサヒ・アートスクエア
協賛:アサヒビール株式会社
問合せ:アサヒ・アートスクエア Tel. 090-9118-5171、E-mail aas@arts-npo.org
■プロフィール
山城大督
1983年大阪生まれ。美術家・映像ディレクター。映像の時間概念を空間やプロジェクトへ展開し、その場でしか体験できない《時間》を作品として展開。主な作品に、広島の住宅街を舞台に50人の少年少女が 同時間帯に自宅のピアノを演奏するコンサート《Time flows to everyone at the same time.》(2010)がある。主な個展に 『TOKYO TELEPATHY』(2011)。2007年よりアーティスト・コレクティブ「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」を結成し、他者を介入させ出来事そのものを作品とするプロジェクトを全国各地で発表する。蓮沼執太MV 「Hello Everything」のディレクションやデザイナー中西要介とのコラボレーションなど活動は美術の分野にとどまらず多岐にわたる。また2009年より キュレーター服部浩之・会田大也らと共に全国のオルタナティブ・アートセンター・ネットワーク・プロジェク「M.A.C」を開始し「表現者の全国ネット ワーク」をゆるやかに実現している、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)修了、京都造形芸術大学芸術学部卒業、山口情報芸術センター [YCAM]エデュケーターを経て、東京藝術大学映像研究科博士後期課程在籍。2011年より京都造形芸術大学、2013年より明治学院大学 非常勤講師。http://www.yamashirodaisuke.com/
奥村雄樹
1978年青森県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。映像、パフォーマンス、ワークショップ、レクチャーなど、さまざまな形態による作品やプロジェクトを国内外で展開している。2013年に参加予定のグループ展として『アウト・オブ・ダウト展―来たるべき風景のために(六本木クロッシング2013)』(森美術館)や『反重力―浮遊|時空旅行|パラレル・ワールド』(豊田市美術館)など。現在、文化庁の新進芸術家海外研修制度によりアントワープとブリュッセルにて活動中。
www.yukiokumura.com/
■グローアップ・アーティスト・プロジェクトとは
すでに発表実績のあるアーティストが自らの表現ともう一度向き合い、多角的な視点からじっくりと「考える」機会を提供するプロジェクト。公募で選ばれたサ ポート・アーティストに、アサヒ・アートスクエアの会場の無償提供、資金サポートなどを行っている。2013年は山城大督が、アサヒ・アートスクエアを拠点に映像表現における「記録性」や「記録方法」、「展覧会への展示方法」について再考する「東京映像芸術実験室」に取り組んでいる。今後のスケジュール等の詳細はプロジェクトページをご覧下さい。