7月22日(月)18:30~20:30(18:00開場)
会場|アサヒ・アートスクエア 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 (スーパードライホール4F)
江戸の循環システムを今の問題として考える
江戸時代社会は当時の世界情勢の事情から、国内生産の技術を飛躍的に発展させました。前の時代(戦国時代)の無理な拡大政策を敗戦によって転換する必要があり、いわば縮小の時代を迎えたわけです。
縮小の時代が経済発展の時代でもあったのです。その背後には、資源を大切に使い、どんなものでも使い尽くして次の生産に役立てる循環システムが必須でした。
また資源を大切にすることは、洪水などの災害を未然に防ぐ目的もありました。防災と縮小は、仕組みさえ整えれば可能です。循環を現代の問題として考えてみたいと思います。
出演|田中優子(法政大学社会学部 教授)
参加費|無料(事前申込、要招待券)
定員|120名
お申し込み方法|詳しくは以下のURLをご覧下さい。
http://www.asahibeer.co.jp/csr/eco_v/edu/seminar/youkou.html
応募締め切り|7月9日(火)到着分まで
田中 優子 (法政大学教授)
法政大学社会学部メディア社会学科教授(2012・2013年、同学部長)
法政大学国際日本学インスティテュート(大学院)教授、江戸学者
専門:日本近世文化・アジア比較文化
1952年横浜生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。文学修士。近世文学(江戸時代の文学)を専攻するが、その後、研究範囲は江戸時代の美術、生活文化、海外貿易、経済、音曲、「連」の働きなどに拡がってゆく。さらに、中国文学を中心に東アジアと江戸の交流・比較研究、布や生活文化を中心にインド・東南アジアと江戸の交流・比較研究などに及んでいる。江戸時代の価値観から見た現代社会の問題に言及することも多い。
個人サイト http://lian.webup08.jp/yuu/