自主事業

2:STUDIES(for MUSICIAN) 蓮沼執太

2012.02.22

CDリリース、ライブパフォーマンス、個展、映画への楽曲提供など、多角的な実践を展開して来た蓮沼執太がアサヒ・アートスクエアを拠点に展開する新プロジェクト「蓮沼執太のスタディーズ」。

本プロジェクトでは、毎月、レコーディング[録音]+シューティング[撮影]を行っていきます。2013年2月に予定している、アサヒ・アートスクエアでの展覧会に向け、様々なアイデアをかたちにしながら、サイトスペシフィックな作品制作に取り組みます。   

第2回となる今回は、蓮沼執太が、彼と関わりの深いミュージシャンと共にスタディを行います。会場は公開しています。

ご来場の際は以下ご了承ください。   
*発表の場ではなく、試行錯誤を続ける作品制作の場となります。当初の予定と異なる内容になる場合もあります。
*打ち合わせ、リサーチ、仕込み、制作、撤収作業など、作品制作のための様々な作業を行っています。
*蓮沼が不在の時間帯もございます。  

■開催概要
蓮沼執太 2:STUDIES(for MUSICIAN)
日時:2012年2月22日(水)11:00 - 20:00
会場:アサヒ・アートスクエア [東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール 4F アクセス
料金:無料[予定]
主催:アサヒ・アートスクエア
協賛:アサヒビール株式会社

■今月のステイトメント

「2つの練習」  
今年の1 月、東京都現代美術館で《What's wrong with looking at the practice?》というイヴェントを行いました。これはお客さんにアンサンブルの練習の場に来てもらう作品でした。  

そこには、当り前のように音楽の文脈で演奏する(練習する)ミュージシャン。そしてそれを、リレーショナル・アートのような美術の文脈で捉えようとしたり、シンプルに演奏を楽しんだり、実際にそこで楽曲が出来上がっていく過程に驚いたりする、色々なお客さんがいる。様々な理解と誤解が共存していそうな場が生まれていました。  

ものすごいスピードで人や思想がやってくるのが今の時代。ジェット機のようにこちらへ飛んでくる物事すべてを理解しようとすると追いつけないと思うんです。どう考えたってわけがわからないものだってあります。それらを受け止めたりすることはとても大切であって、これにも練習が必要かもしれません。もしくは、そのまま誤解をしていたとしても、それは新しい 発見や経験を創発する機会につながる場合もあります。  

こんな風に自分はとんでもないものがあったり、それらを受け入れる練習だったり、誤解するキッカケ作りにずっと興味があったんだと、最近あらためて気がつきました。ここに僕の意味があります。[2012 年3 月 蓮沼執太]  

■蓮沼執太
http://www.shutahasunuma.com/   

■Asahi Art Squar Grow up!! Artist Project 2012
すでに発表実績のあるアーティストが自らの表現ともう一度向き合い、多角的な視点からじっくりと「考える」機会を提供するプロジェクト。公募で選ばれたサポート・アーティストに、アサヒ・アートスクエアの会場の無償提供、資金サポートなどを行っている。2012年は蓮沼執太が、アサヒ・アートスクエアに定期的に通い、新プロジェクト「蓮沼執太のスタディーズ」に取り組んでいる。今後のスケジュール等の詳細はプロジェクトページをご覧下さい。    

アサヒ・アートスクエア│Asahi Art Square Tel. 090-9118-5171│E-mail aas@arts-npo.org
http://www.asahiartsquare.org/    

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