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2012年3月
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・参加者 蓮沼執太 大谷能生 石塚周太 木下美紗都 須山悠里 斉藤亮輔   ・本日のタイムテーブル 10:00 蓮沼執太/アサヒ・アートスクエア スタッフ入り。 スクリーン・プロジェクターの設置。 音響セッティング[BGM・映像]受付準備、サイン掲示 11:00 開場  大谷さん[サックス]/木下さん[唄]/石塚さん[ギター]入り 12:00 撮影・録音 14:00 須山さん入り チラシ製本ワークショップ 15:00 お昼ご飯 16:00 ミーティング  18:00 斎藤さん[エレキギター]入り 撮影・録音 20:00 閉場     蓮沼執太さんがアサヒ・アートスクエアを拠点に、毎月、レコーディング[録音]+シューティング[撮影]を行いながら、作品制作に取り組む「蓮沼執太のスタディーズ」。プロジェクトの成果は、2013年2月に予定しているアサヒ・アートスクエアでの展覧会で発表します。   第2回のスタディのテーマは「ミュージシャン」。蓮沼さんと関わりの深いミュージシャンをお招きし、撮影と録音を行いました。蓮沼さんの注文は「まずは何か自由にやってくれませんか」というかなりざっくりしたもの。その注文に、自由な解釈を加えて、楽器や声で応えるミュージシャンたち。   11:00の開場から20:00の閉場まで。1人当り3〜5テイクほど撮影しました。蓮沼さんは、その場で即興的に奏でられた音や歌声、そしてミュージシャンの表情や反応を注意深く観察。合間の小休止に対話を重ねながら、ときに新たなお題を加えながら、撮影を続けました。   途中、夜から来るミュージシャンを待つ間、フライヤーデザインをお願いしている須山悠里さんとスタッフ、来場者みんなで製本ワークショップを開催。今回のスタディーズのために、須山さんが考えてくださったフライヤーのアイデアは「日めくりカレンダー」。興味を持った人が、束になったフライヤーから一枚、一枚手でちぎり取ります。また、設置場所は、アサヒ・アートスクエアを含めた都内5カ所に限定。    渡されるのではなく、ちぎり取る。届くのではなく、取りに行く。プロジェクトに興味を持つ人、関わろうとする人の能動的な行為を含めてデザインしようとする今回のフライヤー。以前、PR活動のPRとはプロモーションではなく、パブリック・リレーションの略だと聞いたことがあります。それまでPRとは一方的な情報発信、情報の拡散を主眼とするような活動だと思っていたので、その原義を聞いて、PRに対するイメージが変わった印象があります。プロジェクトとその周囲の間に、双方向的な関係を一つ一つ自らの手でつくっていく、何だか手作りな活動なんだなと。須山さんのフライヤーを手に取って、そんな以前の話を思い出しました。   ちなみに、須山さんが、今回のフライヤーに対する問題意識を自身のブログで綴っていますので、ぜひご覧下さい。 -- 「蓮沼執太のスタディーズ」の「告知」のためのステイトメントー声の響き方とその場所についてー http://suyama-d.com/note/diary/     展覧会の作品の素材として撮影された今日の映像。どのようなかたちで作品の一部になって行くのか、蓮沼さんも試行錯誤の真っ最中。個々の素材が、これからどのように混ざり合い、化学反応を起こして行くのか。楽しみにお待ち下さい。   ・開催概要  蓮沼執太 2:STUDIES(for MUSICIAN) 日時:2012年3月31日(土)11:00 - 20:00 会場:アサヒ・アートスクエア [東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール 4F アクセス] 料金:無料[予定] 主催:アサヒ・アートスクエア 協賛:アサヒビール株式会社     [坂田]
明後日に開催する「蓮沼執太のスタディーズ」の2回目に向けて、制作面、テクニカル面の打合わせ。蓮沼さんにアサヒ・アートスクエアまで来てもらい、坂田、芳田、大庭、国府田で、撮影と録音のセッティング、持ち込み機材の確認など行いました。会場を公開しているので、もう少し来場者にも配慮した空間構成、タイムテーブルなどにできないか、蓮沼さんから提案があり、全員で検討しました。    休憩時間、撮影作業のない時間帯は蓮沼さんセレクションのBGMを流します。また、撮影した映像をゲスト、来場者皆で見られるように、大画面スクリーンへのライブプロジェクションも行います。ゆっくりご覧いただけるように、来場者のためのスペースもご用意します...etc。   実践しながら、仕組みを考える、スタディーズ。現場でトライ&エラーを繰り返しながら、少しずつ、作品も、また作品を作る現場も作って行きます。 [坂田] 左から、蓮沼さん、テクニカルスタッフの国府田、大庭
多彩なゲストをお招きして、さまざまな交流、交歓の場を作り出す「a-cita café special program」。3月はGrow up!! Artist Project 2012のサポート・アーティスト蓮沼執太さん主宰の「蓮沼執太フィル」の公開リハーサルを開催しました。「MUSIC TODAY LAFORET|ミュージック トゥデイ ラフォーレ」(3/20)に向けて、ほぼフルメンバーが揃いました。    終了後にはトークイベントを開催。今年一年間、蓮沼さんは、アサヒ・アートスクエアを拠点に新プロジェクト「蓮沼執太のスタディーズ」に取り組みます。そんな蓮沼さんの「現在地」を、早い段階で確認しておきたかったのが開催の理由です。    考えながら進めて行くというプロジェクトの性格上、「蓮沼執太のスタディーズ」の形が見えてくるのは、まだまだ先になると思います。でも、この時点で、蓮沼さんが何を考えているのか。後から振り返るためにも、プロジェクトが始動したこの時期に語ってもらう必要があるなと感じていました。   トークの聞き役には、幸運にも蓮沼さんを良く知るお二人にご参加いただきました。フィルのメンバーでもあり、昨年のGrow up!! Artist Project 2011でもお世話になった大谷能生さん。そしてアサヒ・アートスクエアの運営委員で、TPAM2012で蓮沼さんと共に作品「タイム」に取り組んだ野村政之。   音楽と舞台、ジャンルは違えど、蓮沼さんの可能性に期待を寄せるお二人に、蓮沼さんの音楽家としての来歴、作品制作に対するスタンス、近作「タイム」についてなど、様々に質問を投げかけてもらいました。CDリリース、ライブパフォーマンス、個展、映画への楽曲提供など、多角的な実践を展開し、何とも捕らえ所の無い蓮沼さんですが、お二人の鋭い突っ込みによって、活動の輪郭や一貫性が浮き彫りになり、最後はプロジェクトについても切り込んでいただきました。 大谷さん、野村さん、ご協力ありがとうございました。   「蓮沼執太のスタディーズ」の次回は、3月31日に開催します。詳細は決まり次第ホームページに掲載します。 [坂田] *今回のトークは、テキストバージョンをWEBで公開する予定です。 左:大谷さん 中:蓮沼さん 右:野村さん