・参加者
[敬称略] 蓮沼執太 新川貴詩[美術ジャーナリスト] 島貫泰介[『美術手帖』美術ライター、編集者] 飯田将平[デザイナー] 粟田大輔[美術批評] 冨田了平 *映像撮影
・本日のタイムテーブル
16:00 開場 新川貴詩
17:00 島貫泰介
18:00 製本ワークショップ
19:30 飯田将平
20:00 粟田大輔
20:30 閉場
「蓮沼執太のスタディーズ」第5回のテーマは「インタビュー」。インタビューされることを通して、蓮沼さんの今後の作品や活動のアイデアを考える時間。
この日は午前中に、蓮沼さん、事務局スタッフの岡田千絵とともに、ご近所のスペース「LwP asakusa」へ。今村ひろゆきさん、まりさんが、築53年の元サンダル屋さんを改装し、1Fはバー兼多目的スペース、2Fはシェアオフィスとして運営している。アサヒ・アートスクエアとは「隅田川ジャンクション in アサヒ・アートスクエア」を一緒に開催するなど、日頃からお付き合いのある仲。 次回のスタディーズ[7/27]は、アサヒ・アートスクエアが他のイベントで使えないということで、LwPさんで開催させていただくことになった。今日はお昼を一緒に食べながら、蓮沼さんを紹介して、みんなで作戦会議。まりさんの手作り、「しょうがたっぷりのカレー」。美味しい。汗をかきつつ、食べつつ、話し続ける。 次回のテーマが「for Public」なのに対し、LwPさんでは6/20より新企画「LwP PUB」がスタートする。そんな偶然の符合に驚いたりしながら、互いの活動を伝えたり、生かせそうなアイデアや素材を共有。LwPさんやスクエアがこれまで周辺地域で培った地域ネットワークについて、興味を持つ蓮沼さん。LwP、スクエア、そして蓮沼さんの三者とって、必然性をもったかたちでどんなスタディが可能か、2時間ほど話し合う。
その後、3人でスクエアに戻って今日のスタディ。今回は4名の多彩なゲストを「インタビュアー」として迎え、蓮沼さんのこれまでの活動、または今回のプロジェクトについてなど自由に質問を投げかけてもらった。蓮沼さんのこれまでの空間体験について、プライベートについて、即興についての考え方、インタビューというものそれ自体について...などなど。各ゲストならではの視点から生まれた4つの対話。スタディーズも5回目を数え、全日程のほぼ半分まで来たからだろう、これまでを総括するような話題や、来年2月に予定されている展覧会に言及する場面も出てくる。これまではなかった展開だ。そのなかで、展覧会について現段階では音をメインに扱う作品は考えていないと蓮沼さん。 この対話の模様は撮影、録音し、2月の展覧会の素材となる予定。今回の映像撮影は蓮沼さん自身ではなく、冨田了平さんに入ってもらった。カメラ周りを、安心して任せられるので心強い。蓮沼さんの運動量も減り、いつもより落ち着いた雰囲気の現場。
[坂田]